(お題:学ヘタ/青奏さん)
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    授業もすべて終わり、日本は昇降口から一歩足を踏み出した。

    「さむ……もうこんな時期ですからね…」
    独り言を言いながら、冷たい手をこすり合わせる。
    「せめてマフラーがあれば………」
    そう呟いたとき、ふわっと首に何かがかかった感触がした。
    「え………?」
    ふりかえると、見覚えのある顔。
    「香さん…?」
    香港は自分のマフラーを取り、日本に巻きつけ始める。
    「日本…寒いの?」
    「だ…大丈夫ですよ?香さんも寒いでしょう?」
    おどろいた日本はマフラーを返して言う。
    すると、香港が悲しそうな顔をして言った。
    「…日本は俺のマフラーするのいやなの?リフェーズ?」
    「…日本は俺のマフラーするのいやなの?リフェーズ?」
    「そっ…そんなことありませんよ!…でも貸してもらうなんて悪いですから」
    そうかなあ…と言う香港。そして何かを思いつく。
    「……じゃあ、こういうのはどう?」
    そういって香港は自分のマフラーを半分だけ日本にかける。
    「……恋人マフラー。」
    顔を少し赤らめながら言う。
    「やだ?」
    その問いに日本は大きく首を横に振る。
    「いえ全然!!むしろ━━」
    と、そこまで言って日本はぱっと口に手をあてる。
    「むしろ何?」
    「いえあの……あの………」
    じーっと顔を覗き込んでくる香港に、日本は小さな声で囁いた。

    「……うれしいって…いうか……」

    かーっと顔を赤らめる日本。
    それを聞いて香港はぎゅっと日本に抱きついた。
    「わあっ!」
    「日本、俺もうれしい!だいすき!love!」
    香港は笑顔で言った。

    「じゃあ、帰ろう、日本。」
    「は…はい!」


    日本は先ほどの寒さが感じられないほど暖かい気持ちになっていた。